\LWC wheelsのホイールの選び方を丁寧に解説します!/

By: mikezu

(2020年8月20日補足:本記事作成後、NXLシリーズやCSカーボンスポークホイールなど新たなホイールラインナップが増えております。追ってそれらを踏まえた記事にブラッシュアップ予定です。)

ホイールを選ぶというのは本当に難しい作業です。

本ページでは、ホイールを検討頂く上で悩まなくてすむよう、それら各ホイールの得意分野や重量等の各種スペックなどホイール選定の参考となる情報をまとめました。

ぜひ、以下を参考に当店のホイールをお買い求めいただけましたら幸いです。また、選択に迷われた際にはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談下さい。

ホイールのラインナップ

LWC Wheelsでは、チューブラーホイールは24mm、38mm、50mm、88mm、クリンチャーホイールでは38mm、50mm、88mm(NXLシリーズはチューブラー・クリンチャーいずれも25mm、35mm、55mm)、その他パーツとしてサドルやボトルケージなど幅広いカーボンパーツをラインナップしております。本ページではそれぞれを比較してご紹介することで、ホイール選択の一助となれば幸いです。以下はホイールの一覧です。

商品名適用タイプスポーク本数重量推奨用途
25mmNXLチューブラーホイールTU16/20890g(ハブ変更790g可)ヒルクライム
35mmNXLチューブラーホイールTU20/24970g(ハブ変更870g可)ヒルクライム
55mmNXLチューブラーホイールTU20/241170g(ハブ変更1070g可)オールラウンド
25mmNXクリンチャーホイールCL16/201090g(ハブ変更990g可)ヒルクライム
35mmNXLクリンチャーホイールCL20/241170g(ハブ変更1070g可)ヒルクライム
55mmNXLクリンチャーホイールCL20/241330g(ハブ変更1230g可)オールラウンド
24mmSLチューブラーホイールTU20/241010gヒルクライム
38mmSLチューブラーホイールTU20/241120gヒルクライムオールラウンド
50mmSLチューブラーホイールTU20/241220gオールラウンド
88mmSLチューブラーホイールTU20/241520g平坦(トライアスロン、TT、耐久レース)
38mmSLクリンチャーホイールCL20/241290gヒルクライムオールラウンド
50mmSLクリンチャーホイールCL20/241380gオールラウンド
88mmSLクリンチャーホイールCL20/241770g平坦(トライアスロン、TT、耐久レース)
24mmNLチューブラーホイールTU20/241150gヒルクライム
38mmNLチューブラーホイールTU20/241280gヒルクライムオールラウンド
50mmNLチューブラーホイールTU20/241360gオールラウンド
88mmNLチューブラーホイールTU20/241660g平坦(トライアスロン、TT、耐久レース)

※TU=チューブラー、CL=クリンチャー
※各ホイールの重量は公差±30gを設定させていただいております。

XL、SL、NL、NXL各ラインについて

LWC wheelsでは、取扱商品を3ラインの展開でご用意しております。それぞれのラインナップに関する特徴をご紹介いたします。

ニューエクストラライト(NXL)

NXLリム(XLリムの素材・工程を見直し、強度は維持しつつ軽量化)、SAPIM CX-RAYスポーク、超軽量高回転ハブをアッセンブルした最上位ラインです。ヒルクライムをするなら間違いなくこのラインがおすすめ。特にEXTRALITE CYBERハブ、CX-SUPERスポーク仕様では、なんと前後790gを実現。20万円を切る価格ではクラス最軽量です。

エクストラライト(XL)

XLリム(軽量かつ剛性のある最高品質リム)、SAPIM CX-RAYスポーク、超軽量ハブをアッセンブルした上位ラインです。コストを抑えつつヒルクライムをするならこのラインをおすすめします。(XLシリーズについては終売いたしました。)

スーパーライト(SL)

SLリム(高品質軽量リム)、SAPIM CX-RAYスポーク、高回転ハブをアッセンブルした上位ラインです。

チューブラー、クリンチャーの両方、24~88mmの各リムハイトを揃えたLWCの主力ラインです。通常おすすめさせていただいているのはこのラインです。

ノーマルライト(NL)

NLリム(高品質軽量リム’)、SAPIM LEADERスポーク、高回転ハブをアッセンブルした通常ラインです。

安価に軽量カーボンホイールを体験したい方におすすめのラインです。SLとほぼ同等のリム(やや重量が重い)であることとスポークが異なる点がSLホイールとの違いです。

通常ラインとは言え、名門SAPIMのスポークを用いている上、スペック的にも十分に軽く、自信を持って送り出している商品です。

24~88mmの各ハイトにつき、チューブラー・クリンチャーをご用意しております。

次に、各ホイールの特性・ターゲットデザインについてご紹介します。

ヒルクライム向けのホイール

24mm38mmimg

それぞれ、LWC wheelsの24mm、38mmといった低ハイトは1000g前後の重量を武器に、ヒルクライム用途をターゲットデザインとしています。特に勾配が急な過酷なヒルクライムレース(例:富士山国際ヒルクライムやマウンテンサイクリングin乗鞍など)や峠のタイムトライアルを想定したセッティングです。

特に、ヒルクライム向けの最高性能を狙うなら、ヒルクライム用途として特別に設計した、重量にして890gを誇る25mNXL(ニューエクストラライト)ホイールが最適解です。本格的にヒルクライムレースでタイムや順位を狙いたい方には、100%自信を持ってこちらのホイールをおすすめします。

また、SLシリーズの24mmSLチューブラーホイールは前後ホイールセットで980g~の圧倒的な重量、さらにそのスペックにもかかわらず10万円を切る価格を実現しました。この軽さはヒルクライムでは大きな武器になります。登坂中はもちろん、漕ぎ出しの軽さは圧巻の一言。リム外周が軽いことの恩恵をフルに感じられます。

一方、38mSLチューブラーホイールは24mmに比べ、ハイトが高くなった分重量は劣るものの軽量性とディープリムの安定感を兼ね備えており、こちらも限界価格にてご提供中。剛性や平地巡航性能も併せ持つホイールに仕上がっております。

距離が長く勾配の強い乗鞍ヒルクライムや、後半に激坂区間がある榛名山ヒルクライムなどには、24mmや38mmといった比較的ローハイトでリムの軽さが光るこれらのホイールをオススメいたします。

オールラウンドなホイール

38mm50mmimg

そして、LWC Wheelsの38mm、50mmは高バランスモデルとしてラインナップ。主にヒルクライムやロードレースでの使用を想定しており、なんでもこなす懐の広さが強みです。

もちろん、普段のトレーニングなどにも適しており汎用性は抜群。あらゆる場面で活躍が期待出来るホイールに仕上がっています。困ったときにはこのあたりのホイールを選択しておけば後悔することはありません。

38mmはヒルクライムから勾配の多いロードレースまで、50mmは主に勾配の多いロードレースからトライアスロンや時にはヒルクライムにも耐えうる性能に仕上がっております。いずれを選択いただいても間違いなく満足いただけると確信しています。

一方、24mmハイトなどと比べハイトの高い50mmはMt.富士ヒルクライム、比叡山ヒルクライムや龍勢ヒルクライムなど、比較的勾配のゆるいレースに最適です。

平地向けの高速巡航ホイール

50mm88mmimg

続いて、LWC Wheelsの50mm、88mmは高空力モデルとしてデザインしています。主に、ロードレースやロングライド、トライアスロンといった高速巡航を要する用途を想定しています。

まず、冒頭で申し上げたいのは、よく、高速巡航時には重いホイールが勝る。ということがまことしやかに言われがちですが、決してそうではないということです。走行抵抗が全くなければその通りなのかもしれませんが、実際は空気抵抗や路面抵抗があり、常に力を加え続けなければホイールは回らないということが無視された意見です。

つまり、慣性モーメントが低く小さな力で回すことができる軽量なホイールは高速巡航時にもメリットがあるということです。安心してLWCの wheelsのカーボンディープリムホイールをご検討下さい。

50mmはロードレースからトライアスロンなど高速巡航を要する状況に幅広く対応しコントロール性も良好なオールラウンドホイール。平地を含むあらゆる場面をこなします。緩斜面を含む高速レースなどに最適なセッティングです。

一方、88mmディープリムはそのエアロダイナミクスを武器に高速巡航に特化しています。風の影響を受けやすい欠点もあるものの、平地での高速巡航を容易にしてくれる楽しいホイールに仕上がっています。見た目という意味でも圧巻。レースのみならず、街乗りにおけるデザイン性の追求にも向いています。

この88mmは特に高速巡航を得意としていることから、ドラフティングが禁止されているトライアスロンやエンデューロ等々のレースに力を発揮します。

パーツについて

LWC wheelsで使用しているパーツについても解説します。

リムについて

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リムはこだわりぬいたフルカーボンリムを使用。もちろんアルミをカーボンで被覆したものではありません。

東レのカーボン繊維によりビルドされた、高い信頼性を誇るカーボンリムということから、軽さもさることながらその信頼性にも目を見張るものがあります。

ブレーキ面の丁寧な仕上げは制動力に寄与します。

デザインは、近年人気が出てきたマットカーボン仕上げとしており、クリア仕上げと違って表面の細かいキズ等が目立たず、塗装分の重量増の回避に寄与しています。なめらかなマット仕上げは高級感すら漂わせます。

タイヤが接する面も滑らか。

スポークについて

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LWC WHEELSのホイール(XL、SLライン)に使用されるスポークは最高級で性能に定評のあるCX-RAY。

スポークはホイールの性能を決める意味でも最重要なパーツ。ホイールの剛性を決めることや走行中の空気抵抗のかなりを握っています。

その割に、リムのようにあまり目立たず、コストダウンの矢面に立たされがちです。当店のホイールは妥協せず、上記のように走行性能にこだわった高級スポークを使用。

SAPIM CX-RAYはその空力の高さで、プレーンスポークと比べ高速域の伸びが圧倒的。信頼性は絶大で有名ブランドのホイールへの採用もそれらを裏付けます。

-「CX-RAY」の特徴-

・圧倒的な靱性(引っ張り強度)を誇る

・厚さを極限まで絞った0.9mmという極薄形状により最高の空力性能を実現 (実に一般のエアロブレードスポークの1/2!!)

・重量は最軽量クラス

・一般価格500円/本と高価(つまりスポークだけで44本:22000円)

上記を見れば、このホイールが材料費度外視だというのがおわかり頂けると思います。

ハブについて

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LWC Wheelsのホイールに使用されるハブは、妥協せず厳選に厳選を重ねた超軽量かつ回転性良好なハブを使用。ホイール回転の中心となるパーツなので、ここでの妥協も許されません。

まとめ

以上、長文をお読み頂きましてありがとうございます。この記事を参考に、皆様の用途に応じてお好みのホイールを選定頂ければ幸いです。

最高のコストパフォーマンスをお約束致します。

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