カーボンクリンチャーにラテックスチューブ(略)は使える!

カーボンクリンチャーにラテックスチューブは使えないでしょ

このご時世、炎上しそうなタイトルですが、(略)部分が肝心。ここは後述。

さて皆さん、なぜカーボンクリンチャーでもラテックスチューブを使いたいと思うのでしょうか?

乗り心地?パンクのしにくさ?抵抗の低さ?

多くはこのあたりでしょうか。

特に速さに関わるのは転がり抵抗の低さです。でも、ラテックスの耐熱性が低く、カーボンクリンチャーには使えない。

実際に500m級程度の中規模な峠でもブレーキかけっぱなしでないと下れないところでは、熱でチューブが変性しており、翌日にスローパンクしていた。ということが時々あります。

じゃあ、やっぱりブチルに戻るしかないの?いやいや、パンクしやすいし、転がり抵抗が悪いし・・・
それならディスクブレーキに移行する?いやいや、システムとしての重量がまだまだリムブレーキの方が軽いし・・・

高性能なTPUチューブの台頭

この辺の葛藤を解消するのがTPUチューブ。
素材の耐熱性が高く、ものによってはカーボンクリンチャーでも使用が可能。

まず、市場で注目を浴びたのは、オレンジ色が目を引くTubolito。これはそこそこ売れました。

軽さではかなりのもの。S Tubo Roadでなんと23gですからね。

一方で、転がり抵抗はラテックスより劣っていました。そんな事情もあり、当店での取り扱いは見送っておりました。

その後登場したのがREVOLOOP RACE ULTRA(WOLFPACK TPUチューブ)。

25gという圧倒的な軽量かつラテックスチューブ並の低抵抗を誇ります。重量だけでいえば、ラテックスより前後で100gも軽い!

そして、このチューブの耐熱温度はリム180℃まで耐えるとのスペック。
ラテックス(天然ゴム)80℃(安全温度65℃)、ブチル140℃(安全温度120℃)と、ワンランク・ツーランク開きがあります。
ついでにエアがほとんど減らない!

ということで、タイトルは、「カーボンクリンチャーにラテックスチューブ(と同等の転がり抵抗を備え、より軽いTPUチューブ)は使える!」が正解でした。

これは死角なし!と、このREVOLOOPシリーズについては、当店でも取り扱うことに致しました。

・・・忘れていました、死角ありますね。

ズバリ価格です。1本4000円とチューブとしては高額。
とはいえ、性能が最高ということもあり、多くのお客様にお買い上げ頂いております。ありがとうございます。

修理パッチをご利用いただければ、そもそもパンクしにくい素材なので、比較的長く利用できます。

軽量化、転がり抵抗の削減などマージナルゲインを狙う皆様、ぜひREVOLOOP RACE ULTRAチューブをご検討下さい!

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